土地を守りたいのか、資産を守りたいのか
不動産あるある自分は「土地を守りたいのか、資産を守りたいのか」
を自問自答してください。
今でも、日本には土地信仰が少なからずあります。
先祖代々の土地、生まれ育った土地、苦労して手に入れた土地、
という愛着や思い入れがあるのは当然です。
しかし、次世代へ上手に資産承継をしていかなければ、先祖
代々の土地も切り売りすることになるかもしれません。
または、抵当実行によって失ってしまうかもそれません。
先の人達によって守られてきたものは、「土地」でしょうか?
それとも、土地から産み出される大地の恵という、野菜などの
「果実(生きるのに必要なもの)」でしょうか?
ほとんどの場合、その土地から産み出される果実を守るために
土地を守ってきたのではないでしょうか。
市街化が進み、農業ができなくなった地域の土地は、賃貸住宅
や駐車場という形に姿を変えながらも、果実(賃料収入)を産み
出してくれています。
土地を守ることは手段であり、目的ではありません。
土地に愛着を持つことは悪いことではありませんし、必要な
ことだと思います。
なぜならば、ひとつとして同じ土地・不動産はないのですから。
しかし、その愛着が拘泥へと変わり、自らの資産を増やすどころ
か、減少させてしまっては元も子もないのではないでしょうか。
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